知識と日陰の備忘録

遊戯王に関することをそこはかとなく書きます

今度こそ...!?「DP疾風のデュエリスト編」でBF強化が来て欲しいというBF使いの妄言

こんにちは!彼女のお父様とマリカーではじめましてをするという訳の分からない体験をしたアキーシャです!彼女と彼女の妹とオンラインでマリカーをしていたら、お父様が参加してきました。その時私は酒を飲んで酔っ払っていたので、失言等がないようなるべく喋らずプレイするのに必死になってしまいました笑 まだ直接お会いしたことがないためどのように思われているかはわかりませんが、容赦無くトップを取り続けてしまったので、嫌われていないことを祈るばかりです...

 

さて、気がかりなことはお父様からの印象だけではなく、2021年5月に発売予定の「デュエリストパック疾風のデュエリスト編」にて強化されるテーマが何であるかでございます。「風属性」をテーマとして強化するらしいですが、前回のマリクのように「いやお前ほんとか?」というような方面での強化もありそうですし、そういう色ものというか「属性使いじゃないけどイメージ的に」みたいな枠があるのではないかと期待しております。

 

そして、その枠にBFが入ってくんねーかなーっていうただの妄想を垂れ流すのが今回の記事の趣旨でございます。信憑性などはまーっっったくありませんので、その点はご了承ください。ただ、このような記事を書くということは、それなりにBF強化のフラグめいたものが出ているんだぞという根拠があり、つい最近でも気になる出来事があった、ということに他なりません。その辺に触れながら、BF強化の希望と妄想について述べていこうと思います!

 

 

 

そもそもBFとはなんぞや?

アニメ、遊戯王5D'sで登場したテーマです。主人公と関係の深いキャラクターである、クロウ・ホーガンが使用しました。闇属性鳥獣族を中心とし、シンクロ召喚を駆使して戦います。すべてのBFモンスターにサーチ効果をつけられるというトンデモ魔法<黒い旋風>や、簡単に特殊召喚ができ、相手モンスターのステータスを半減できるチューナー、<BF-疾風のゲイル>などが有名なカードですが、見てお分かりのとおり、当時のカードプールからしたら破格級のカードパワーを持っていました。一時期は環境を支配し、規制対象となっていたカードが複数ある強テーマでした。今では、環境が進んだことから、許容範囲のカードパワーとなっていますが、とばっちりを受けて2枚のカードが禁止カードに指定されています。

 

詳しい解説はこちらの記事をどうぞ 

www.yp-knowledge.com

 

5D's以降も漫画版や、ARC-Vでも新規が登場し、その度にOCG化されるなど、結構こまめに新規をもらえているテーマでした。強いテーマでもあるため、それなりにファンがいるようです。10期になってからも、デュエリストパックで1度強化をもらっていますが、環境に復権するほどではありませんでした...

 

BF強化のフラグが立つ

2019年のこと。KONAMI神より新たなお達しが来ました。それが「ストラクテーマ投票」です。ノミネートされたテーマで人気投票を行い、結果の良かったテーマがストラクチャーデッキとして商品化される、という企画です。この企画は2020年にも実施されたことから、話題となり、人気のあった企画なのではなかろうかと思っております。

 

そんな目玉企画の第一弾にノミネートされたテーマ一覧がこちら。

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なんと、BFがいるじゃあないですか。ま、結局勝つことはできなかったのですが、ここに選出されたという事実に大きな意味があります。それは、「ストラクテーマ候補に選ばれた=神機が登場している」という事実があるからです。このテーマ内でストラクになったのは、<シャドール><三幻魔><霊使い>でしたが、他のテーマでも多かれ少なかれ、レギュラーパックでの新規配布が行われております。 記憶に新しいのは<魔轟神>や<蟲惑魔>でしょうか。<幻影騎士団>のみですが、新規がありましたね。BFはというと、まだ1枚も関連カードが新たに登場していません。BF以外にもこのようなテーマはあるのですが、ある程度時間が空いてから登場した新規があるほか、<甲虫装機>は海外での新規が登場し、いずれ輸入されることがほぼ確定していますので、まだ望みはあるのではないかと考えられます。

 

海外にて、BF関連のカードがサイレント上方修正?

BF新規を待ち焦がれてはや1年半。TCGの方で妙なことが起こりました。それは、BF専用のカウンター罠、<ブラック・バード・クローズ>についてです。

 

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発動条件は緩いのですが、コストが重く、また相手フィールドのモンスター効果しか無効にできないため、なんとも痒いところに手が届かず、BFの弱点補強にもなっていないカードです。おまけで出てくる<ブラックフェザー・ドラゴン>はBFとのシナジーもほとんどないため、EXの枠を潰す価値が薄いです。というわけで、採用圏外になりがちな一枚なのですが、TCGの方でテキストの変更がされていました。その変更後テキストがこちら。

 

When an opponent's monster activates its effect: You can send 1 face-up "Blackwing" monster you control to the GY; negate the activation, and if you do, destroy it, then, you can Special Summon 1 "Black-Winged Dragon" from your Extra Deck. If you control a "Blackwing" Synchro Monster or "Black-Winged Dragon", you can activate this card from your hand.』

 

 

お分かりでしょうか?英語わかんねーよ!って方は、ぶっちゃけると赤字のところだけ読んでいただけば大丈夫です。この部分を訳せば一目瞭然ですが、発動するタイミングが、「相手のモンスターが効果を発動した時、」となっています。つまり、フィールド外の効果発動にも対応できるようになった、ということです。

 

これはかなり大きな違いです。BFはもともと特殊召喚に長けたテーマですので、Sモンスターを立てるのは難しくはありません(強いとは言ってない)。手札誘発を踏むことなくS召喚するのも不可能ではないので、ケア札として機能しうるカードとなりました(使えるとは言ってない)。

 

この手の話題が出ると決まって言われることが、「まぁ誤植(誤訳)でしょ」というもので、私も当初はそう思っていたのですが、実は、<ブラック・バード・クローズ>自体は、海外で2018年時点ですでに登場済みだったんですね。それが今回再録された際にテキストが違っていた、というのが今回の状況です。ちなみに、2018年に登場した際のテキストはこちら。

 

When a monster your opponent controls activates its effect: You can send 1 face-up "Blackwing" monster you control to the GY; negate the activation, and if you do, destroy it, then, you can Special Summon 1 "Black-Winged Dragon" from your Extra Deck. If you control a "Blackwing" Synchro Monster or "Black-Winged Dragon", you can activate this card from your hand.

 

これは「相手がコントロールするモンスター」となっているので、場に出ているモンスターのことを指します。つまり、日本でもともと登場していた効果を、間違いなく再現しているんですね。一度正しく再現していたものが、誤った(違った)文に書き換わる、というのはなんらかの理由がないと起きないことなのではないかと思います。そして、その理由というのがエラッタによる上方修正ではないか、とも言われております。実際に、新しいテキストのカードが登場した後、英語版公式データベースのテキストも書き換わっていることから、ただのミスによる変更ではないと考えても不自然ではありません。

 

ではエラッタだったとして...?

 

※注意

ここから先は完全に事実の因果関係を自分の都合の良いように解釈しただけだけの妄言となります。確定した情報でもなんでもありません。「こいつなんか言ってるぜ馬鹿だろプークスクスwww」となれるような心と時間の余裕のある方のみ、お読みいただければと思います。

 

 

 

仮にこれが本当にエラッタだったとします。そうであるならば、可能な限り同じカードのテキストは同じ解釈になるように修正されるのが妥当です。あえて「可能な限り」と書いたのは、国内OCGと海外TCGでテキストが異なるカードがいくつか存在し、まだ統一されていないものもあるからです。最も記憶に新しいものだと<聖騎士コルネウス>でしょうか。有名どころだと<破滅竜ガンドラX>でしょうね。詳しく記述すると話がずれるので気になる方はぜひ調べてみてください。

 

今回のテキストズレが、意図されたエラッタだと仮定すると、当然本家OCGでも同様のエラッタがなされる可能性が浮上します。エラッタされた場合、新テキストとなったカードを何かしらの形でプレイヤーに供給する必要があります。その手取り早い手段が、「何かしらのパックに再録する」ことであり、デュエリストパックはもともと「関連カードが再録される」パックであります。

 

つまり、「テキスト変更はエラッタによるもの」を前提にすると

OCGでも同様の修正がされる

→修正されたカードは何かしらに再録される

→直近で再録があるパックの1つがDP疾風のデュエリスト

→BFは風属性ではないが「疾風」という単語には関連するカードがある

→ワンチャンBFが強化されるのでは!?

 

という論理を展開できるということです。もちろん、ただの妄想ですが、一応根拠らしきものをこじつけることはできるんです。新規フラグは立っているんですから。そして、BFに関連して、もう一つ、少し前の話ですが気になることが起こりました。

 

<黒い旋風>、謎の再録

 

「デッキビルドパック インフィニティ・チェイサーズ」の発売にあわせて行われたとあるキャンペーンで、1000円ごとにスーパーレア確定の1枚入りパックが配布されました。収録内容はこちら。

 

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 当たりはまごうことなく、レイちゃん20thなのですが、注目すべきは他の収録カードについてです。No.01~09までは全て、初出が通常弾ではないパック(デッキビルドパックおよびブースターSP)に収録されたテーマのカードです。<氷の魔妖-雪娘>は通常パックで出たカードですが、<魔妖>テーマ自体はデッキビルドパック出身です。

 

9枚のカードは以上のような共通点があるのですが、<黒い旋風>のみ、なぜここで再録されたのか、理由が判然としません。BF自体は確かに、レジェンドデュエリスト編3での再録があった上、過去にBF使いであるクロウのデュエリストパックがあったことから、一応無理やり関連づけることはできそうではあるんですが、そもそも旋風はレジェンドデュエリスト編で再録されてますし、BFは他のカードと違って、レギュラーパックが初出のテーマです。旋風を光らせることができたのは素直に嬉しかったのですが、未だになぜここで再録されたのか、個人的にはしっくりきていません。

 

私はこれを、BFの強化フラグと捉えています。ストラク商品化されたら、最近流行のガチャ使用パックが封入され、旋風とその他のカードが光る〜みたいな感じではなかっただろうかと、勝手に思っております。ストラク商品化は叶わないので、せめてキーカードくらいは...的なノリではなかろうかと。それ以降、いまだに目立った動きはありませんが、新規が来る可能性は否定はできないと思っています。

 

「BFに新規はくる」と信じているもう一つの理由

最後にもう一つ、BFに新規がくると望みを持ち続けている私の個人的意見を述べていきます。それはVジャンプで好評連載中の漫画、「遊戯王OCGストラクチャーズ」の存在です。

 

主人公の尚磨くんは、新規登場したテーマを使ってその動きを解説しながら強さを見せつける、というシーンが多い一方。その他の登場人物は、新規テーマはもちろんのこと、既存テーマで強化がされたものを中心に使用しているという傾向があります(もちろん、それだけではありませんが...)。これは物語の都合上、そのほうが映えるというのもあると思いますが、販促の側面も間違いなくあるでしょう。

 

BFの新規が来ることが確定事項である、と仮定するならば、過去の人気テーマかつアニメテーマかつそれなりの強さを持つテーマということで、ライバルキャラが使ってきそうな要素は揃っていると言えます。そして、そんなBFを使ってくれそうなキャラクターがいるんです。それが、ダーク黒田こと黒田夜魅くんです。中二病全開のファッションに、オリジナルの中二病召喚口上を考えるという、なんとも痛々しいやつかつ、犯罪者級の重度のシスコンなのですが、キャラとしては完成しており、いかにも闇属性を使ってきそうな感じです。初登場時はバリバリ<斬機>使ってましたけども。

 

ん...?闇属性?召喚口上?中二病っぽいかっこよさ...?なーんだ、BFのことじゃないかたまげたなぁ(もはや一種の病気)

 

妄想であることには変わりないのですが、普通にありそうな気がしています。あんまり漫画の内容に触れないようにしたいのでざっくりとなのですが、主人公の尚磨くんと、このダーク黒田くんは今後も何かと因縁で戦う機会がありそうなので、その流れでBFが登場するというのはおおいにあると思います。さらに、これもまた漫画の展開には詳しく触れないのですが、次のデュエリストパックの登場時期である5月か、その前後1 ヶ月くらいの間に、尚磨vs黒田が入ってきても、話の流れ的におかしくないんじゃないかと私個人的には思っています。

 

お分かりいただけたでしょうか?

 

BF新規が来ることは期待できる

TCGでの突然の関連カードエラッタ

デュエリストパックのタイトルとその発売時期と漫画の関連

 

以上3点を総合して考えれば、収録されるテーマのひとつはBFだ!と私は思いたいわけであります。

 

私の予想に使った根拠に対する考察の甘い部分への質疑応答

 

断っておいた通り、今回はネタ記事なので、存在を見なかったことにした考慮事項についても触れておきます。

 

① テーマ投票にあったけど新規きてないのって別にBFだけじゃなくね?

→おっしゃる通りですが、こっちは今BFのこと考えるので頭がいっぱいなんですよ。自分の都合の良い部分だけ見たって良いじゃないか(碇シンジ風)

 

TCGTCG、OCGはOCGでしょ?エラッタされないよ

→この可能性が一番でかいんですよね、正直。コルネウスの件があるので。でも、ゲームを面白くするためにTCG側がエラッタを判断したのであれば、OCGもそれを真似して欲しいなと思います。聞いてるKONAMIさん?早くガンドラの攻撃力参照先をどうにかしてね?

 

③ 漫画のキャラの都合に合わせて新規配布タイミング変えるとかある?

→正直ないと思いますよ(超高速手のひら返し)。ただ、「漫画に合わせるために遅らせた」ではなく、「出すタイミングを逃しちゃったけど漫画がいい感じだからこの辺で出すことにして作者様にお願いしてみよう」ならばワンチャンあるかもしれないです。出すつもだったけど出しそびれたから便乗、って流れですね。変えたのではなく、乗っかった感じです。

 

④ 風属性って知ってる?

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⑤ 別にレギュラーパックで強化されればいいじゃん?

デュエリストパックでの強化を望む理由は2つあります。

1つは、まとまった新規の枠があることです。正直、微妙な新規1枚もらって「ほら、新規配ったから勘弁してねこの話はおしまい!はい(・8・)!」みたいなことされるのが一番腹立つので、可能な限り複数の枠があった方が安心できるなぁという欲です。妄想書くネタ記事なんだから欲出しまくってもいいじゃないか(碇シンジ風)

もう1つは、<ブラック・バード・クローズ>がエラッタされるのであれば、マジでやって欲しいと思うからです。現状のままだとまだ弱いカードなんですけどね...エラッタ再録待ってます。

 

⑥ ライト月子派ですか?出須さん派ですか?アゲハさん派ですか?

→ガチで迷いますが、彼女にするなら月子、セフレにするなら出須さん、嫁にするならアゲハさんですね。

 

⑦ 疾風のデュエリスト編って風強化らしいですけど、BFって闇と一部光で、風っていましたっけ?

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 ※いません

終わりに

馬鹿みたいなことばっか書いても書きすぎて疲れたのでこれくらいで終わります。もし万が一ワンチャン事故ってこの予想が当たり、BF収録はおろか、漫画の展開まで当たっていた暁には、誰か私にデュエリストパックを箱でプレゼントしてください!外れたらyoutubeメンバーの誰かが私の代わりに号泣会見か何かしてくれると思いますよ、たぶん。

ちなみに私は強化されるテーマをガチで考えろと言われたら「スターダスト・SR・妖仙獣」の3つだと思ってます!それでは、今回の記事はここまでです。また来世〜

 

※2020年2月10日追記

スターダストの強化はレギュラーパック「DAWN OF MAJESTY」にてされることが判明したので強化予想外しました〜残念

 

https://www.youtube.com/channel/UCUj0fu2PxlS_msIcgYeYmLQ

 

 

これは絆の力か?コズミックVFD両立型ジャンクドッペルデッキ紹介!

こんにちは!急に暑くなったり寒くなったりで体がアヘりまくってるアキーシャです!皆さん、体調を崩したりはしてませんか?このご時世、ちょっと鼻風邪ひいただけでばい菌扱いされますんで、より一層体調管理に気を使わなければいけませんよね...家にこもっとけば暑さ寒さにも左右されにくいし、何より某ウィルスに怯えなくて済むじゃん!ということで、おうちに篭るように今更ながらパワプロを購入してやりまくっております。睡眠時間をリリースして遊んでいるので、今度は体内時計がアヘってきていますがこれはしょうがないですね!

 

そんなアヘアヘ生活を送っているアキーシャですが、デュエル中でも可能な限り脳汁が出てアヘアヘできるデッキを使っていきたいなと思う今日この頃。ちなみに、私の個人的な脳汁アヘアヘ要素は、大型モンスター、特に制圧能力を持つエースを君臨させるのと、大量ドローでございます。そう言った意味でも、この堕天使デッキは使っててとても楽しいデッキだったのですが、実はそれ以上に好きだけど使うのを躊躇いがちなデッキがあったんですね。それが<ジャンクドッペル>です。私がこれを使うのを躊躇っていた理由というのが、構築そのものに関係するものだったのですが、私が活動しているyoutubeチャンネルでのとある動画内で使用した際に思ったよりも好意的な反応をいただきましたので、ちょっとブログでも紹介してみようと思った次第であります。

 

 

 

私と<ジャンクドッペル>について

結論から言いますと、私は<ジャンクドッペル>が大好きです。シンクロ全盛期にバリバリ遊んでいたプレイヤーなので、当時も<BF>を握るかたわら、<ジャンクドッペル>も握っていたのを記憶しております。遊戯王に復帰する際も、<ジャンクドッペル>は早い段階で現代のルールにマッチし、デュエルでまともに戦えるように調整を施してきていました。それもあって、2020年4月のアップデートルールは個人的にとても嬉しいものだったんですね。ライブラリアン没収されましたけど。

 

私が<ジャンクドッペル>が好きなのは、何も昔からのよしみというだけではなく、ドローを噛ませながら大型のエースを立てるという動き自体がめっちゃかっこいいので好きなんですよね。ですが、「〜1枚から〜を立てる」という構築にすると、どうしてもデッキに不純物が混ざりがちな点や、手札事故が起こってしまった場合、あるいは手札誘発をくらってしまった時の立て直しの難しさと言った点から、やはり一線級で戦うのは難しいのだろうと判断して、あくまでもファンデッキという立ち位置に落ち着いておりました。

 

とはいえ、愛着もあり、動きも大好きなデッキなので、なんとか一線級に仕立て上げたい、具体的にいえば、より安定して、複数のルートを取れるようにし、手札誘発の打たれどころを散らせるように意識しました。

 

その結果行き着いた結論が、<コズミック・ブレイザー・ドラゴン> と<真竜皇V.F.D.>を両エースとして添え、両立させるという構築です。そして、これこそが私がこのデッキを握るのを敬遠していた理由です。

 

<真竜皇V.F.D.>についての個人的な思い

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使用者を否定するわけではありませんが、はっきり言って私はこのカードが嫌いです。極端に遊戯王が面白くなくなるカードだと思うからです。残存効果というのが非常にタチが悪いですね。無効手段が限られます。

 

じゃあ使うなやって話なんですけど、デッキのエースとして添えるのに申し分ない強さを持っているのは間違いありません。リミットを免れた今、こいつを使った<ジャンクドッペル>を作らなければ、一度も日の目を見ないままアイデアだけが死んでしまうのではないかと思い、もったいない精神から構築、お披露目することにしました。

 

なぜ、<ジャンクドッペル>でV.F.D.なのか?

なぜV.F.Dを採用することにしたのか。それは単純に、現代遊戯王のカードプールであれば、ハリファイバーの成立=V.F.D.となるからであり、シンクロ召喚主体である<ジャンクドッペル>であれば、無理なくパーツを採用でき、その他の展開につながるポテンシャルも持つことができるからです。ハリファイバーだけではなく、ハリファイバーからVFDに繋がるまでのパーツも、無理なく採用できるカードであり、不純物ではありません。そのため、VFDをもう一つのエースとして採用することにしました。

 

そんなこんなでデッキレシピ

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久しぶりに公式のデッキ作成画面を利用してみました。Twitterでのやりとり用です。ご覧いただければわかるように、とにかく「チューナー+何か」を並べられるような構築にしています。デッキの核となる最強の初動は<ジャンク・コンバーター>です。

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これ一枚あれば宇宙が築けることで、ジャンド界隈では有名になっております。このデッキで言えば、こいつ始動でVFDが確定します。ですが、それだけでは面白くないので、こいつを絡めてシンクロ召喚をしつつ、VFDまで行くルートをご紹介します。

 

コンバーター活用のルート紹介

初動:<ジャンク・コンバーター>+チューナー+モンスターを出せる何か(今回は便宜上、<緊急テレポート>とします)

 

1. コンバーター効果でチューナーを捨てて、<ジャンク・シンクロン>サーチ。

2. ジャンクロン召喚、効果でコンバーター蘇生。

3. 2体で<TG ハイパーライブラリアン>をS召喚。コンバーター効果でジャンクロン蘇生。

4. <緊急テレポート>発動。何か出して、ジャンクロンと2体でハリファイバーをリンク。ちなみに、ここで出すのは<リ・バイブル>があとで役に立ちやすくおすすめです。

5. ハリファイバー効果で<ブンボーグ001>をリクルートし、それらを素材に<幻獣機アウローラドン>をリンク。効果でトークン生成。処理後に001蘇生。

6. アウローラ効果でトークン1体と自身をリリース。デッキからオライオンをリクルート

7. オライオンとトークン1体で<ガーデン・ローズ・メイデン>をS召喚。ライブラリアンで1ドロー+オライオン効果でトークン生成。これにメイデンのサーチ効果をチェーン3に持ってくることで、前2つの効果が妨害されにくくなります。

8. メイデンと001で<瑚乃龍>をS召喚。1ドロー

9. コーラルとトークンで<飢鰐竜アーケティス>をS召喚。ライブラリアン効果+コーラル効果+アーケティス効果で3ドロー

10. 墓地のメイデン効果でコーラル蘇生。最後のトークンと<電脳塊狐-仙々>をS召喚し、1ドロー

11. アーケティスと仙々でVFDをX召喚。

 

最終盤面:VFD+ライブラリアン+6ドロー

 

うーんせこい。VFDもせこいですけど、何より6枚ドローがセコすぎますね。VFDを立てるルートは前々から言われていたもので、私の発案ではないです。あまりに有名すぎてどこが出どころなのか、確認ができませんでした...この6ドローで大体もう1体はSモンスターが立ちます。最理想はコズブレですが、サベージなんかでもいいと思います。ちなみに、ニビルは握られたら負けだと思ってメイン採用していないので、ニビルが怖い、憎いという方は、ライブラリアンじゃなくて、同じ順序でクリスタルウィングを立てるとケアできます。ただし、その場合チューナーが足りなくなるので、もう一枚モンスターをリクルートする手段が必要となり、若干安定性が落ちます。

 

デッキを回す上での注意点

 とにかく、<ジャンク・コンバーター>を通すことが最理想です。相手が<灰流うらら>を持っていれば8割以上ここで飛んできます。それをなんとしてでも避けてください。逆に言えば、コンバーターで相手の手札にある誘発の具合をある程度探ることができますので、その後のプレイングでは、どこに何をされるのが嫌か、それに対する解答はあるかを考えながら回していきましょう。今回紹介した構築ではニビルは基本的に無理です。泣きながら諦めてください。<増殖するG>は解答札がたくさんあるのでそれらを引けるようお祈りしておいてください。ガンマも含めれば解答は11枚ありますので、なんとかなると思います。相手が「スタンバイ、G!」って言った時にガンマを打った時だけ、ちょっとだけこいつのことが好きになれます。

 

また、細かいことですが、<貪欲な壺>の発動タイミングには気をつけ、アウローラを対象に取らないように気をつけましょう。戻したところで大して仕事はしませんし、サベージが機能しなくなる可能性が高まります。

このデッキの長所と短所

長所が結構あるので順に紹介。

 

まず1点目。とにかく安定性が高いです。何かしら立ちます。そもそもコンバーター引いた時点でクリスタルウィングが出せるので、何かしらの妨害はできます。何もできずに負ける、というのはあまりないです。

 

2点目。何度も書いていますが、両エースがそれぞれ必要とするパーツがちょうど良いくらいに共有でき、しかし重要なところでは区別されています。ですので、どちらか1枚しか出せなかった時にまくられても、さらにまくり返すことができることもあります。展開デッキといえば息切れが課題の一つになりがちですが、この構築であればそれがいくらか解消できるかと思います。

 

最後に3点目。無理なく手札誘発カードをデッキに搭載でき、かつそれらが「妨害のためだけの不純物」ではなく、場合によっては展開にも使用可能です。引いた時にマジでしょうもないのは<PSYフレームドライバー>だけですね。<増殖するG>は最悪、自分ターンに使ってジャンクロンで釣り上げて、そのままVFDにできるので。

 

短所は、コンボ前提のカードが多いため、それらをバラ引きした場合、とても弱いカードをセットしてエンドするしかなくなるという点です。頑張って誘発で耐えてください。また、現在の構築だと、オライオンを素引きしてしまうとちょっと困ることがありますので、その辺が気になる方は是非いじってみてください。

 

短所、というかどうかは分かりませんが、使っている私本人でも、エクストラがこれで良いのか常に首を捻っています。お気づきの方もいるかもしれませんが、デッキレシピのクリスタルウィングの位置、変でしょう?実はちょっと前まではここに<武力の軍奏>がいて、そのちょっと前までは<アクセル・シンクロン>がいました。<アクセル・シンクロン>はサイレント裁定変更をくらってしまったので、2度と採用することはないと思いますが、ブリキを採用すると、先ほど紹介したルート中にドッペルに触れた時点でコズブレにいけるので、よりエースが安定するんですね。しかし、下振れをケアするとなるとクリスタルウィング、あるいはリンクリなんかの方が良かったりするので、その辺がまだまだ調整が必要だなぁと感じております。

 

まとめ

今回は、長年の付き合いがあり好きなデッキでより勝つために、嫌いなカードを採用しながら強化した構築をご紹介しました。個人的に、構築自体は結構気に入っております。ただ次の制限改定でVFDが許されなかったら、また少し考え直さなければいけませんねぇ...その時は植物要素でも混ぜて、遊星とアキさんのラブラブカップルデッキにでもしようかと思ってます。

 

それでは、長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

脳汁出まくり!パワーで押し切る堕天使トリックスターデッキ紹介!

こんにちは!そしてあけましておめでとうございますですね。2021年最初の記事でございます。年末年始は多忙で死んでました。休み自体はちゃんともらったのですが、休みの日にしかできないことをいろいろしていて、気がついたら連休が終わっとりました。今年は世間も私生活ももう少し穏やかに過ごせるよう祈っております。まぁ、早速いろいろダメそうなんですけどね...

 

さて、そんな新年一発目の記事は、デュエリストが大好きな行動をいっぱい詰め込んだ<堕天使トリックスター>デッキのデッキ紹介にすることにしました。皆さんがデュエルをする上で好きな行動はなんでしょうか?ドローでデッキをぶん回す、大型のエースを立てる、豪快に相手のカードを破壊する、発動条件を無視して強カードを使う、先攻で妨害モンスターを立てて封殺する、後攻で一気にワンキルする...全ては「勝利」という目標に収束する行動ですが、どれが一番好きかというのはデュエリストの好みによるかと思います。

 

ですが、好みの行動をしている時のデュエリストは脳汁が出まくっててテンションが上がり、アヘアヘヘブン状態になっているというのは間違いないでしょう。今回紹介する<堕天使トリックスター>では、そんなデュエリストたちが大好きな行動を詰め込みまくって、デュエル中に脳汁大量発生からの強制絶頂、そして全てのデュエリストを笑顔にすることを目的としたデッキとなっています。脳汁が出るには出るんですが、手札によってできる盤面が大きく変わり、ひどい時には何もできず、よければなんでもできて脳汁大量噴出になるという、なんとも射幸心を煽る構築となってしまいました。そのため、今回このデッキを<パチンコ堕天使>と名付けることとしました。それでは、どんなデッキなのか、具体的に中身を見ていきましょう!

 

 

 

<パチンコ堕天使>デッキレシピと採用理由

 

毎度お馴染み、EDOPROのスクリーンショットです。ちょっと前にMac版でターミナルを経由しないと正常に起動しないバグが起こったのですが、すぐに解決するという手厚いサービスを目の当たりにしました。公式のゲームにも是非これくらいの対応を期待したいところです。具体的には、いいかげんデュエルリンクスをMac対応にしてくださいよ、マジで。

 

愚痴は置いといてデッキレシピです。

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それぞれ採用理由を述べていきます。まずはメインから。

 

・堕天使ルシフェル

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とてもかっこいいカード。後攻で出せたら脳汁が噴出する。だが、特殊召喚はできない。先攻で通常召喚することは稀で、基本的には手札に握って相手にターンを返して、相手ターン融合を狙います。サーチできるので1枚で良い。

 

・堕天使イシュタム

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強い。かわいい。私のママです。固有の手札交換効果とフリーチェーンで墓地の堕天使魔法罠を使える共通効果を持ちます。ちなみに、この共通効果、参照先のカードの発動コストを踏み倒すことができ、名称ターン1も無視できます。ですので、発動にコストが必要な罠を引いてしまった場合は、こいつで墓地に叩き落としながら手札を交換できます。強すぎ。当然の3枚採用。

 

・堕天使スペルビア

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このデッキの過労死枠。とにかくこいつを墓地に落とさないことには始まらない、重要なカード。墓地からの特殊召喚成功時に、墓地の天使を蘇生できます。なんでも蘇生できます。そしてなんと、名称ターン1がありません。シンプルにパワーカードです。しかもレベル8なので、タイギャラにもセブンシンズにもなれます。蘇生効果がタイミングを逃すので、堕天使モンスターの効果で墓地の<堕天使の戒壇>を適用すると、こいつの効果は使えない点は要注意。デッキの核なので3枚採用。

 

・堕天使ネルガル

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しれっと登場した新規。レベル8なので採用。②効果はイシュタムと同じインチキ効果です。①効果はおまけ程度の貫通付与。地味すぎてこの記事を書いているときに初めて知りました。後述のゼラートの方が欲しい場面も時々あるのでそれと合わせて3枚になるよう、こちらは2枚採用。

 

・堕天使ゼラート

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過去産の堕天使なのでインチキ踏み倒し効果はありません。が、イシュタムやネルガルと違って特殊召喚回数に制限がないのと、相手の盤面に触る効果を持っています。まくるときには大活躍しますし、スペルビアの効果を複数回利用するときに役立つこともしばしば。1枚採用。多分10期に生まれてたらアドバンス召喚じゃなくて特殊召喚できたんだろうな。

 

・大天使クリスティア

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遊戯王史に残るインチキモンスター。勘違いしている人も多いですが、こいつは特殊召喚モンスターではありません。ですので、普通に墓地から蘇生できます。手札からも飛んできます。死んでも復活します。なんなんだお前は。とはいえ、各種ギミックでの活用用途が薄く、あくまで最後の置物要員なので1枚採用。

 

・混源龍レヴィオニア

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レベル8闇属性で容易に特殊召喚できる。このデッキだと、闇のみの除外で先攻にハンドを削るか、光闇で後攻からまくるかに使用します。何かの間違いで光のみで蘇生効果を使えたりしちゃうと最強ムーブになります。墓地の天使の数を調整することも可能。どれをとっても強く、シナジーがあるので1枚採用。

 

・混沌の創世神

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レベル8闇属性、お手軽特殊召喚。うーん、採用!ってなった1枚。闇の誘惑で除外したモンスターを特殊召喚できると実質コスト踏み倒したみたいなもんになります。効果を使ったらさっさとランク8にするかリンク素材にするかしちゃいましょう。こちらも墓地の天使の数を操作できます。

 

トリックスターカードたち

あまりに有名すぎるので画像は割愛。サーチができるキャンディナ3枚、サーチ後すぐ出せるリリーベルを1枚、緩い条件で特殊召喚できるキャロベインを2枚にしています。採用枚数の理由として、召喚してサーチが通れば天使2体を並べられる重要な初動であるキャンディナを厚く見て3枚、サーチ先を合わせて3枚、その内訳でより特殊召喚しやすい方を2枚としました。「ライトステージ+キャロベイン」の場合は、召喚権を使わずに天使2体を並べることができますが、ライトステージが制限なのでこのパターンに頼るのはちょっと弱いかなと思います。いい加減ライトステージ返してくれません?

 

・堕天使魔法カード

なんでもサーチの追放と、蘇生の戒壇をそれぞれフル採用。特に、<堕天使の追放>は堕天使モンスターの効果でターン1を無視して優先的に使いたいカードです。ノーコストなんでもサーチ2回は流石に強すぎます。

 

・ドローソース

<闇の誘惑><トレード・イン><強欲で貪欲な壺>の3種類を採用。気をつけなければいけないのは、<強欲で貪欲な壺>の使用タイミングですね。<堕天使ルシフェル>か<叛逆の堕天使>が飛んでしまうと、脳汁ポイントである<黎明の堕天使ルシフェル>を相手ターンに特殊召喚するプランが取れなくなります。逆に言えば、それ以外に飛んで困るカードはないので、自分の手札を見て、それなりに強い盤面が作れそうであれば、単純なアド稼ぎとして積極的に使っていって大丈夫です。他の2種は手札アドは稼げませんが、不要になったカードを入れ替えたり、墓地や除外ゾーンにカードを供給したりといった動きができます。とにかく山を掘って、必要なカードを手に入れるようにしましょう。

 

・堕天使罠カード

堕天使モンスターをコストに発動できる、強力なカードたちです。基本的には墓地に送ってコスト踏み倒しをしたいので、イシュタムか後述の<失楽の堕天使>で墓地に送ると良いでしょう。罠の中でも使いたいのがこれ。

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<黎明の堕天使ルシフェル>を出すために打つ1枚。融合素材とリリースで4枚消費なのはかなりしんどいので、墓地に送っといてコストを踏み倒したいカード筆頭候補です。相手ターンに融合できると色々悪さができるので、最悪伏せても使えるようデザインされているのは個人的にはすごく好きです。その他の堕天使罠も、コントロール奪取、効果無効、1枚破壊と、それなりの妨害性能を持っているので状況に応じて使い分けていくのが良いでしょう。

 

次はエクストラのカードたち。

 

・失楽の堕天使

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このデッキ最強のカードと言っても過言ではない、メインエンジンです。天使2体で出せるので、トリックスターで出せるのがとても便利です。②効果でサーチもできるし墓地送りもできるという器用さを持つ上、③効果で堕天使の効果を使う際のライフコストを帳消しにすることもできます。③効果を使う必要がなければ、そのままリンク素材にしてしまうのも可、融合素材にもできます。なんなんだこいつは、たまげたなぁ...

 

・黎明の堕天使ルシフェル

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とにかくかっこいいカード。出しただけでドヤ顔できます。が、このデッキだとわりと出てきます。相手ターンに出すと脳汁が出ます。まず、ルシフェルを素材とすると、相手のカードを全部破壊できます。そして、その効果と選択で、相手メインに天使を手札・墓地から出せます。それがどうした、ってなるかもしれませんが、この時出すのは天使であればなんでも良いので、クリスティアを相手ターンに出せます。しかもこの効果を使うときには、融合素材の指定はありません。普通に強いです。②効果はおまけ程度で考えてください。無限泡影避けられるのは強いと思います。

 

・ランク8エクシーズ

ぶっちゃけ何を入れてもいいと思います。僕は好きなカードを入れました。堕天使から出てくるザセブンシンズってめっちゃカッコよくないですか?(中2病)打点を求めるならドラッグラピオン→ヌメロンドラゴンでもいいかもしれないです。

 

・汎用リンクモンスター

ぶっちゃけ何を入れてもいいと思います。(思考停止)ただ、アポロウーサはぽんぽん出せるので、個人的には確定枠です。後、マスカレーナを入れておけば、<失楽の堕天使>でライフ回復した後にアストラムまで繋げますので強いです。<閉ザサレシ世界ノ冥神>は見た目が堕天使っぽくて入れました。マスカレーナで相手モンスターパクっちゃいましょう。

 

デッキの動かしかた

このデッキを動かすときに最も心がけることは、限りなく消費を抑えて手札と墓地を整え、その時の手札で出せる最大限の盤面をつくる、ということです。パチンコと一緒です、投資は少ない方がいいですよね。

 

ふざけているわけではなく、結構真面目な話で、最終的にモンスターを展開していくこのデッキでは手札がなくなってしまい、補充の手段がありません。単純に1枚の手札アドを稼げるカードが<強欲で貪欲な壺>しかないからです。また、確定サーチ札も<堕天使の追放>くらいしかなく、それも2回打てるか打てないかなので、基本的にはドローで手札を整え、盤面構築に必要な札を引けるか引けないかの勝負、ということになります。<堕天使イシュタム><闇の誘惑><トレードイン>は全て、デッキからドローするのにもう一枚カードを必要とする効果なので、手札交換のためにも、手札をしっかり持っておかねばいけないという条件があります。ですので、可能な限り手札の消費を抑え、展開のためだけに手札を使う、というイメージで動かすのが良いです。そのために、レベル8闇属性をたくさん採用した、という事情があります。各種ドローサポートに対応し、場に出すことができればランク8にもなれますからね!

 

また、墓地からの特殊召喚をすることで真価を発揮するスペルビアを活用するために、蘇生札を引き込む必要があります。<死者蘇生>、<堕天使の戒壇>に加え、<星遺物を継ぐもの>を採用しています。これは、リンクモンスターである<失楽の堕天使>を軸に動いていくというデッキの性質から、リンク先の確保が容易であるためです。意外といい仕事をしてくれます。

 

最理想は墓地に叛逆、手札にルシフェルでターンを返すことです。これだけで相手の盤面を吹き飛ばす準備が整っているので、相手の動きを制限することができます。

 

採用を見送ったギミックについて

召喚権を使わずに天使2体を並べるギミックとして、同じくトリックスターを活用したものがあります。「ワンフォーワン→ヒヨス→ブルム&ヒヨス蘇生→失楽」のムーブですね。当初はこちらを使用していたのですが、やはりハンドコストでモンスターを捨てなければならず、その後失楽の効果を使うとなるとこの時点で手札の枚数が2枚になってしまうというのが展開をストップさせているということに気がつきました。また、先攻でアドバンス召喚をして旨味のあるモンスターが少なく、ヒヨスが除外されてしまって墓地のリソースが1枚少ないという観点から、召喚権を使ってでも確実に失楽を立て、展開するまでの手札消費を抑えた方が良い、という結論に至りました。後攻なら、ルシフェルを召喚してアドを稼ぎやすいので、サイドありの試合であれば、十分採用する価値があると思います。

 

このデッキの長所と短所

長所はなんと言っても、回していて楽しいというところです。山の積み方で大きくプレイングが変わるので、毎回ドキドキしながらドローできます。強い引きをしたときの中毒性が半端じゃないです。そして、かっこいい大型モンスターやテーマエースを割と容易に出すことができるので、カジュアルデッキ的にも嬉しいです。今回は、普通に勝てるように、エクストラのカードをガチ仕様にしていますが、正直必須枠は失楽とルシフェルだけなので、あとの枠は好きなようにいじって、よりカジュアルデッキに近づけることもできると思います。

 

短所は、サーチもドローサポートも引けなかった場合、最悪セットすらできずにターンを渡さなければいけない可能性があるという点です。そうなった場合、現代遊戯王のパワーとスピードだとボコボコに負けます。ちゃんとデッキが回ればかなり強い盤面がしける一方、手札が整わないと何もできない地獄が待っているという点も、なんともパチンコっぽいですよね!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?正直安定して強いデッキ、とは言えないのですが、可能な限り安定性を追求し、最終盤面の強さと堕天使というテーマの特性を生かせるように考えたデッキを紹介してみました。たくさんドローして何を引くかのドキドキ感を味わい、あたりを引けば派手なエースが出る、ハズレを引いたら何もできずに地獄を味わう...まさにパチンコの醍醐味が詰まったデッキです。インチキ効果を使ってデカブツを立てまくって、脳汁ドバドバのデュエルをぜひ経験してみてください!それでは、また!

 

P.S.

ちなみに私はもっぱらスロット派でパチンコは全然打ちません

 

こちらのチャンネルの動画もチェックしてみてください!

https://www.youtube.com/channel/UCUj0fu2PxlS_msIcgYeYmLQ

 

目的はなんだ?新規レギュレーションへの感想

ご無沙汰しております!入院手術から帰還したアキーシャです!大した手術ではなかったはずなんですけど、手術後に麻酔から1時間以上目覚めなくて、普通に死んだかと思いました!自力呼吸なし意識なしですからね笑 唐突に目覚めてベッドで大暴れしたところから記憶に残っています。めっちゃ彼女の名前叫んで暴れてましたよ、恥ずかしい...無事に抜糸まで終わりあとはゆっくりリハビリしながら生活していきます。傷口さえ開かなければもう安心ですね。周囲の方がにはご心配ご迷惑をおかけいたしました。今後もまた何回か死にかけると思うのでその時はガーナで踊る葬式の手配だけ、よろしくお願いします。

 

さて、復帰してなんのネタを最初のブログにしようかと思っていたのですが、ここまで待っておりました。4半期に1度の大イベントかつ大葬式にもなりうる、リミットレギュレーションの改訂ですね。ここ最近、割と面白い改訂が続いていた(リンクロス禁止から目をそらしながら)ので今回も期待していたのですが、まぁ、なんというか、うん、期待外れでしたね!(直球)

 

ただ改訂内容を並べてもクソほど面白くないので、前回の改訂の時の考察を交えながら、今回の改訂の意図はなんだったのか、これから遊戯王はどういうゲームになっていくのかということについて、完全に主観ではありますが考察していきたいと思います。それではやっていきましょう。

 

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 前回の改訂内容についての考察はこちら

www.yp-knowledge.com

 

 

 

<トーチ・ゴーレム>の禁止について

まぁ遅かれ早かれこうなることは言われ続けていましたね。<ダーク・オカルティズム>が出た辺りの頃に盛んに言われていました。別に禁止になることは驚くことではないかなと個人的に思います。ただ、一つ言いたいことがあるとすれば、「なんで今?」ってことくらいですかね。

 

おそらくは<ファイア・ウォール・ドラゴン>のエラッタ復帰による影響があると思います。特殊召喚に長けたサイバース族テーマであれば、通常召喚権を放棄したとしてもFWDを立てられればなんとでもなるという場面が今後出てくることでしょう。他にも4体素材の<鎖龍蛇-スカルデッド>を消費なしで立てられるというのも、主に<未界域>で活用されており、これらができなくなるということは初動の安定性を欠くという点で共通しています。一応長らく制限カードではありましたが、実質4枚搭載が可能なカードでしたので、<トーチ・ゴーレム>の禁止はやはり致し方ないかと...

 

私はサイバースの方はあまりよくわからないので、<未界域暗黒界>を使っている側の意見を述べさせていただきます。もともと召喚権が余りがちなデッキだったので、トーチがいなくなるのはかなり痛いなと感じました。もちろん、無くなったからと言って何かができなくなるわけではないのでなんとでもなるなぁという印象も受けます。もともと安定しないデッキなので安定札が一枚減ったのを今後どうケアしていくか、という問題になってきそうです。

 

さーて、次の禁止カードは...あれ?

次の禁止カードについて述べていきたいのですが...え、禁止カードトーチだけ?は?

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KONAMIさん、こいつ先攻ワンキルでバンバン使われてますけどいいんすか?

 

あ、そうかそうか!トーチ禁止にしたからそこまで成立しないだろって考えてるんですね!さすがKONAMIさん!俺たちには思いつかないことを平然とやってのける!そこに痺れる憧れるぅ!ま、KONAMIさんがそういうんなら新制限構築だと<未界域>使っても先攻ワンキルはできないんだろうなぁ!疑ってるわけではないけどちょっとやってみっかぁ!ま、できるわけないけど!

 

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ん?ま、まぁまぁまぐれってこともあるしね...さすがにそうぽんぽんできないでしょ...

 

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...

 

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はい、<未界域暗黒界>は今後も使っていきます。

今回は壁に向かってやりたかったのでADSの相手はソリティア用の通常モンスター詰め合わせデッキです。実際は誘発等考慮しなければならないのでこううまくはいかないかもしれませんが、それらを度外視すれば普通に先行ワンキルできました。試行回数を増やしてもうちょっとデータを集めて、どれほど有用なのか、どうするのがより可能性を高めるのか、最適化していこうと思います。

<未界域暗黒界>の強いところは、非公開領域からポンポン飛んでくるので、相手としては次の展開が読みづらく、誘発の打ち所に迷うというところと、択が割と豊富なので相手の妨害に合わせて柔軟に対応できるという点があります。トーチを禁止にした程度じゃ何も止まらないですね...

 

遊戯王V.F.D.モンスターズ、開幕!

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お次はこいつ。現代遊戯王で最強クラスの制圧効果を持つモンスターV.F.D.君です。こいつのめんどくさいのは、除去をしても残存効果として制圧し続けられるという点です。しかも現代の展開力だとわりと普通に出てくるし...条件が緩くなったとは言え出すギミックが限られていたホープゼアルが投獄されたのにこいつがノーリミットなのは普通に意味がわからないですね。せめて制限にはしとけって思います。

 

しかも、こいつを簡単に出せる環境テーマである<電脳塊>関連もノーリミット。馬鹿にしてんのか?そんなにPP売ってシクガチャさせたいんですかね?頭にきたんで絶対いらないけどPPMAXまで予約しました。絶対電脳のシク当ててやるからな、名前忘れたけど。

 

こいつの厄介なところは、<電脳塊>以外でも普通にでてくるって点なんですよね。実際、私もなんだかんだで青眼や無限軌道でこいつを出すことを視野に入れた構築にしています。置物として優秀すぎるので、出せるんなら出し得みたいなモンスターになってしまっています。ゲームのルールに干渉する効果を持つカードはありますが、出すのが比較的容易でどっからでもでてくるというのは本来規制すべきなのではないかなぁと思う次第です。単純比較はもちろんできないのですが、同じようにお手軽ルール干渉できる<魔鍾洞>は制限カード、<スキルドレイン>は過去に規制経験がありますしね。とりあえず、投獄されるまではV.F.D.モンスターズがあちらこちらで見られるのではないでしょうか?

 

その他環境テーマへの規制

<ドラグマ>、<エルドリッチ>関連が規制されましたね。前回の改訂記事でも書いていましたが、やはり、<ドラグマ>は某姫と同じような規制を受けていくのでしょう。じわじわと出張性能が下がってきています。パニッシュメント強すぎ問題がありますけど...

 

<エルドリッチ>に関しては、紅きも逝くと思っていたのでちょっと予想外でした。こちらも、本体よりも周辺のカード、特に素引きでしか対応できないものから規制を強めていくという方針でしょうかね。もうちょっと様子見が必要かなと。

 

規制緩和カードについて

個人的に嬉しかったのは<ダーク・グレファー>ですね。少し前から緩和予想をしていたので、あぁやっと許されたかという感じです。<オルフェゴール>に入れて遊ぼうと思います。その他に関しては、まぁ、うんって感じですね。(なぜ雑なのかは後述)

 

FWD緩和もART COLLECTIONが控えていたので個人的にはまぁあるだろうなと思っていました。先述の通り、サイバーステーマにはあまり明るくないので、「へー帰ってきたんだー」程度の感想ですね笑

 

で、結局何が言いたいかって言うとだな...

全体的に、何がしたいかわからない改訂でしたね(断言)

 

トーチ禁止も、FWD釈放も(個人的にはグレファーその他の緩和も)、なんで今やったの?というような内容ばかりで正直なんも面白くなかったです。規制するカードも、方針はわかるんですけどもかなりふんわりした印象を受けました。まぁ規制カードが増えるのはゲームとしてはおかしいことなのでふんわりなのはまだいいとして、じゃあ全ての活躍テーマに平等にふんわりかけてくれよと思いました。お前のことだぞ、<電脳塊>。

 

そして、規制方面だけではなく、釈放の方もふんわりですね。エラッタドゥローレンをゆっくり返すのは意味がわかりませんし、規制しすぎたことで使われなくなってしまった<六武衆>とかどうなったんでしょうか?<ジャンク・スピーダー>のじわじわ緩和みたいな意味わかんないことやってないで、もっと思い切ったカードを返して欲しいなぁと思う次第であります。

 

極め付けは、そもそものリミットのかけ方の方針についてです。前回改訂の際で<墓穴の指名者>が規制されたことから、先攻展開系を抑制し、お互いが対話できるデュエル環境にしたいのではないだろうか、と考察しました。これは、最近登場するカードのカードパワーから見ても、あながち間違いではなかろうと今でも思っているのですが、普通に使われている対話拒否カード2大巨塔や、そこにアクセスするルートがほぼノータッチというのが、何を意図してのことなのかがあまり理解できませんでした。

 

おわりに

以上が今回私が改訂に対して感じたことのまとめでございます。なんというかまぁ、文句ばっかりであんまし面白くない内容となってしまいましたが、書きたいことを自由に書くという方針なのでご容赦ください。

 

ただ、きっと私と同じような感想を抱いたプレイヤーの方も多いのではないでしょうか?正直私は、今後もこのようななんとも言えない、何がしたいのかわからない改訂が続くようであれば、プレイヤーが離れていくのではなかろうかと思っています。適当なことするくらいなら、規制なし、緩和のみの方がゲームとしてはそもそも健全ですからね笑 今回は、本当にテストプレイしてないんじゃないかと疑いたくなる内容でした。ひとまずは1月の新弾で追加されるカードで、遊戯王がどのように変わるのかを楽しみにしていきたいと思います。それでは、また次の記事で〜

 

こちらのチャンネルもぜひよろしくお願いいたします!

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ガチで勝ちにいく!鉄獣BF構築紹介!〜プライドは捨てた...〜

こんにちは!実は月末に全身麻酔の手術が控えている、アキーシャです!内容自体はたいしたものではなく、ほっといても命に別状があるような症状ではないのですが、左手の動きが悪く、痺れがあるので神経を移動させる手術をします。手術時間が微妙に長いので全身麻酔で、ということになりました。全身麻酔自体はもう何度も経験しているので「んあーまたかー」という感じですが、あの、ち○ち○に刺されたカテーテルを抜かれるのだけはガチで痛いので何回経験しても慣れませんね...

 

何回経験しても慣れないのは、満足がいかないのは相棒のBFのデッキ調整をするたびに感じる、圧倒的「コレジャナイ」感も同じこと。それなりに強い動きができるデッキにすることはできるのですが、なんとなく安定しなかったり、「これ引かなきゃ、これが通らなきゃどうしようもない」のような展開にしかできないことが多く、モヤモヤが残っていました。私自身の構築力の低さもあるでしょうが、やはりそもそもBFのカードパワーが現代遊戯王に追いついていないというのが原因の一つであるのは間違い無いでしょう。

 

とは言え、長年使ってきたBFを使って勝ちたい!という思いは捨てきれず、どうにかして勝てるデッキにしようと考えに考え、ついに一つの決断をしました。

 

”””フルアーマードメイン構築不採用”””

 

ついにエースカードをメイン構築から抜き、最終盤面にBFが立つことはほぼなくなりました。それでBFでいいのかと言われればかなり怪しいです。しかし、現在巷を騒がせている"鉄獣戦線"と手を組むことにより、今までよりも安定して強固な盤面を築けるようになったので、今回はその構築を紹介したいと思います。プライドやロマンを完全に捨て去り、勝ちに行くために考えたデッキになっています。過去のBFらしさを少しでも残そうとした構築案はこちらにありますので、よかったらこっちも見ていってください。

 

 

www.yp-knowledge.com

 

それでは、いってみましょう。

 

 

とりあえず初手はデッキレシピを晒す

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毎度のごとくEDOPROのスクリーンショットです。

 

とりあえず文字起こししときます。

 

メインデッキ(42枚)
モンスター

原始生命態ニビル ×1

霞の谷の巨神鳥 ×1

鉄獣戦線フラクトール ×3

BFー残夜のクリス ×3

BFー黒槍のブラスト ×3

BFー精鋭のゼピュロス ×3

RRーシンギング・レイニアス

BFー疾風のゲイル ×3

霞の谷の雷鳥 ×1

灰流うらら ×3

鉄獣戦線ケラス ×1

鉄獣戦線キット ×1

増殖するG ×1

BFー大旆のヴァーユ ×1

鉄獣戦線ナーベル ×2

魔法

RUMーソウル・シェイブ・フォース ×1

金満で謙虚な壺 ×2

墓穴の指名者 ×2

抹殺の指名者 ×3

炎舞ー天キ ×3

黒い旋風 ×3

 

無限泡影 ×1

 

エクストラデッキ(15枚)

BFー五月雨のソハヤ ×1

サイバードラゴン・インフィニティ ×1

ヴェルズ・ナイトメア ×1

RRーフォース・ストリクス ×1

双穹の騎士アストラム ×1

ヴァレルソード・ドラゴン ×1

鉄獣戦線ー凶鳥のシュライグ ×1

王神鳥シムルグ ×1

鉄獣戦線ー銀弾のルガル ×1

鉄獣戦線ー徒花のフェリジット ×1

水晶機巧-ハリファイバー ×1

RRーワイズ・ストリクス ×1

ユニオン・キャリアー ×1

I:P マスカレーナ ×1

リンクリボー ×1

 

サイドデッキ(15枚)

BFー毒風のシムーン ×3

BFー南風のアウステル ×1

BFー砂塵のハルマッタン ×1

増殖するG ×2

BFー突風のオロシ ×1

BFーフルアーマード・ウィング ×1

CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン ×1

ライトニング・ストーム ×2

ハーピィの羽根帚 ×1

禁じられた一滴 ×2

 

戦術・ゲームプラン

シングル、マッチどちらでも勝てるよう意識した構築にしています。メインデッキの構築はズバリ、「無限妨害を立てる」ことを意識したものになっています。「巨神鳥+雷鳥」による無限妨害コンボは、裁定変更の件も含めて話題になり、<鉄獣戦線>の登場によりさらに注目されるようになりました。出すのがめちゃくちゃ簡単になっちゃったんですね。<鉄獣戦線>の共通効果で<王神鳥シムルグ>を特殊召喚し、なんらかの形で<ユニオン・キャリアー>をリンク召喚すれば、無限妨害が成立します。<鉄獣戦線>の効果使用後は、獣・獣戦士・鳥獣族(以下、獣フレンズ)しかリンク素材にできなくなるため、この縛りが縛りとして機能しないテーマを用いるのが良いということになり、BFはこの獣フレンズであるため、どったんばったん大騒ぎができるわけです。マッチ戦の場合は<鉄獣戦線>をごっそり抜いて、まくり札+シムーンギミックを採用し、ワンキルを目指します。

 

しかし、無限妨害のやりやすさは別にBFに限った話ではなく、<LL鉄獣>のようなデッキもじわじわ流行しています。そこで、ここからは、BFでこれをやる意味について掘り下げていくことにします。

 

もう「BFじゃなくてもよくね?」なんて言わせない!

①妨害札の貫通性能

BFで無限妨害デッキを組むメリットとして最も大きいのは、「手札誘発の貫通力向上」にあります。ぶっちゃけていって仕舞えば、BFは<黒い旋風>と<BFー精鋭のゼピュロス>さえ握ってしまえば、<鉄獣戦線>の力など借りずとも、なんでもできるデッキです。両方が揃わなくても、なんとか展開すること自体はできるので、元々展開力が無いわけでは無いのです。無限妨害だろうが、結界像アストラムだろうが、なんだってできます。

 

しかし、最大の問題点として、「手札誘発1枚で詰む」という弱点があります。展開の種を全てBFに頼ってしまうと、手札にBFが1枚しかいないときの旋風への誘発、ワイズストリクスへの誘発等、打たれたらどうしようもないレベルの弱点が存在しています。これを乗り越えられさえすれば、割と動くことができ、最低限の盤面を作ることができます。(シムルグ+巨神鳥など)

 

この問題を解決するのが<鉄獣戦線>です。<鉄獣戦線>の効果を使えば、手札一枚から召喚権を使わずに、<王神鳥シムルグ>が特殊召喚できます。これは、<鉄獣戦線 キット>の登場が非常に大きいです。

 

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こいつのおかげで、<鉄獣戦線 フラクトール>1枚から、墓地に獣フレンズを3枚ためつつ<鉄獣戦線 ケラス>を特殊召喚し、効果発動のコストに<鉄獣戦線>のみを使用することで<王神鳥シムルグ>が着地します。しかも、デッキのメインギミックとなるBFをコストで除外する必要がないため、テーマそのものの動きを阻害しなくなったという点が非常に大きいです。この動きは、フラクトールをサーチできる<炎舞ー天キ>と合わせ、6枚初動となっています。

あまりに完成された動きでかつ、警戒されるものなので、だいたい手札誘発はここに飛んできます。つまり、これ以降の動きが妨害されにくくなるということです。 展開例は後ほど紹介しますが、「旋風+ゼピュロス」で相手ターン2妨害、この組み合わせに<無限泡影>を打たれたケラスがあれば無限妨害の盤面を作ることができます。

 

以上のように、誘発を打ちたい場所を散らすことができるようになったため、安定した展開が望めます。

 

②ランク4エクシーズ、<水晶機巧-ハリファイバー>が活用可能である

レベル4闇属性鳥獣族であるため、<RR>のサポートも活用可能であり、より展開を伸ばしたりリカバリーがしやすくなります。無限妨害の弱点としては、同一チェーン上で<霞の谷の巨神鳥>の効果が使えないことを利用した突破がありますが、BFを用いた構築であれば、「無限妨害+<サイバードラゴン・インフィニティ>」を作ることができるため、より強固な妨害盤面を敷くことができます。インフィニティを作るには、<RRーワイズ・ストリクス>の効果を通す必要がありますが、<王神鳥シムルグ>を先に作っておけば、<無限泡影>や<エフェクト・ヴェーラー>をケアできるため、デッキからRUMを安全に持ってくることができます。

また、今回はどうしようもない時のケア札として<ヴェルズ・ナイトメア>を採用していますが、このほかにも汎用ランク4エクシーズを採用することにより、下振れ手札をケアしやすくなります。

 

また、自己SS効果もちチューナーである<BFー疾風のゲイル>を活用し、<水晶機巧-ハリファイバー>を出すことによる<王神鳥シムルグ>へのアクセス方法もあります。このように、様々なルートへとアクセスでき、かつ盤面も強力にできることから、BFを採用する価値があると言えます。

 

③強力なワンキル性能

主に後手での話ですが、ワンキル性能が非常に高いです。<BFー毒風のシムーン>を活用して展開すると、<ヴァレルソード・ドラゴン>や<BFーフルアーマード・ウィング>といったエース級のモンスターを簡単にだしつつワンキルできます。耐性付きアストラムなんかも、<鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ>で突破しつつ、ワンキルまで持っていけます。無限妨害を意識させつつ、デッキの中身をガラッと変えて一瞬でワンキルするという戦法をとれるのもとても魅力的ですし、仮にワンキルに失敗しても、フルアーマードがたっとけばなんとかなることもしばしばあります。

 

展開ルート紹介

 

とにかく以下のどれかをとることを目標にします。たくさん書くので短縮表記を使いますがご了承ください。

 

① <王神鳥シムルグ>+<鉄獣戦線 ケラス>成立後、<BFー精鋭のゼピュロス>+旋風orBF

ゼピュロスns、旋風でゲイルサーチor手札からもう一体のBFss

→BF2体でワイズストリクスss、効果でブラストリクルート

→ブラスト対象にゼピュロス効果でss、その後手札からブラストss

→ブラストゼピュロスでフォースss。フォースで何かしらをサーチ(何でも良い)

→サーチ効果に反応してワイズ効果でソウルシェイブセット。

→ワイズフォースでユニオンキャリアー。シムルグ対象に雷鳥装備

→ソウルシェイブ発動。インフィニティss

→エンドフェイズにシムルグ効果で巨神鳥リクルート

 

最終盤面

シムルグ+巨神鳥+インフィニティ+ユニオンキャリアー+雷鳥+ケラス

 

ケラスが余るのが美しくないので、ワイズフォースでフェリジット作っておいて、フェリジット+ケラスでユニオンキャリアー作るとなお良いです。

 

② ゼピュロス+旋風orBF

ゼピュロスns、旋風でゲイルサーチor手札からもう一体のBFss

→BF2体でワイズストリクスss、効果でブラストリクルート

→ブラスト対象にゼピュロス効果でss、その後手札からブラストss

→ブラストゼピュロスでフォースss。フォースで何かしらをサーチ(何でも良い)

→サーチ効果に反応してワイズ効果でソウルシェイブセット。

→ワイズフォースで王神鳥ss。

→ソウルシェイブ発動。インフィニティss。

→エンドフェイズにシムルグ効果で巨神鳥リクルート

 

最終盤面

シムルグ+巨神鳥+インフィニティ

 

無限妨害に1枚足りないパターン。初動フラクトールにうらら打たれたときなんかにはこちらを狙いましょう。2妨害あるので弱くはないです。

 

③ケラス効果が無効にされた後、ゼピュロス+旋風orBF

ゼピュロスns、旋風でゲイルサーチor手札からもう一体のBFss

→BF2体でワイズストリクスss、効果でブラストリクルート

→ブラスト対象にゼピュロス効果でss、その後手札からブラストss

→ブラストゼピュロスでフォースss。フォースでシンギングサーチ。

→サーチ効果に反応してワイズ効果でソウルシェイブセット。

→ワイズケラスで王神鳥ss。

→手札からシンギングss、フォースとシンギングでユニオンキャリアー。シムルグ対象に雷鳥装備。

→ソウルシェイブ発動。インフィニティss

→エンドフェイズにシムルグ効果で巨神鳥リクルート。

 

最終盤面

シムルグ+巨神鳥+インフィニティ+ユニオンキャリアー+雷鳥

 

余りなく美しい形になります。ちなみに、初手にゼピュ+BF+BFの場合、一番最初に3体並べておけば、最終形が同じ盤面になります。ケラスのとこをBFに置きかえるだけです。

 

デッキの回し方

展開例を見ていただければわかるように、ゼピュロスを握れていれば大抵のことができます。また、旋風を引いておけば展開を伸ばしやすいですし、天キやフラクトールで誘発を見ると言ったプレイングもできます。展開の自由度はそれなりにありますが、システムカードとして必要になるカードが複数種類あるという弱点もあります。

 

それを解決する札が、<金満で謙虚な壺>です。

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こちらの記事でも書いていますが、特殊召喚できる擬似サーチが弱いはずがなく、初動で欲しい札が複数ある場合には特に有効に機能します。

 

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とにかく相手の動きを見つつ、妨害が切れたと判断した時点で最善の盤面に向かって展開しましょう。展開自体はそれほど難しいことはしていないので、パターンを把握してしまえばプレミすることもないと思います。

 

手札が上振れてかつ妨害が飛んでこない場合、宇宙展開ができることがあります。その際にはよりリンク先を確保できるよう、シムルグを左側のEXモンスターゾーンに出し、ユニオンキャリアーをメイン中央に出すことでリンク先を確保しましょう。

 

まとめ

長くなりましたが、以上で紹介を終わります。メインの構築にエースが入っていないので、果たしてこれはBFデッキと呼べるのかというのが若干疑問ではありますが、BFのギミックと特性をうまく利用できる構築にはなったかなと思っております。少しでも面白そうだと思った方はぜひ組んで遊んでみてください!それはそうと、BF強化はいつになったらくるんですかねぇ...2019ストラクテーマ投票で選出されて1枚も新規がきてないテーマもだいぶ少なくなってきたんですがそれは...余り期待せず待つことにします。それでは、また次の記事で!

 

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