ガチで勝ちにいく!鉄獣BF構築紹介!〜プライドは捨てた...〜
こんにちは!実は月末に全身麻酔の手術が控えている、アキーシャです!内容自体はたいしたものではなく、ほっといても命に別状があるような症状ではないのですが、左手の動きが悪く、痺れがあるので神経を移動させる手術をします。手術時間が微妙に長いので全身麻酔で、ということになりました。全身麻酔自体はもう何度も経験しているので「んあーまたかー」という感じですが、あの、ち○ち○に刺されたカテーテルを抜かれるのだけはガチで痛いので何回経験しても慣れませんね...
何回経験しても慣れないのは、満足がいかないのは相棒のBFのデッキ調整をするたびに感じる、圧倒的「コレジャナイ」感も同じこと。それなりに強い動きができるデッキにすることはできるのですが、なんとなく安定しなかったり、「これ引かなきゃ、これが通らなきゃどうしようもない」のような展開にしかできないことが多く、モヤモヤが残っていました。私自身の構築力の低さもあるでしょうが、やはりそもそもBFのカードパワーが現代遊戯王に追いついていないというのが原因の一つであるのは間違い無いでしょう。
とは言え、長年使ってきたBFを使って勝ちたい!という思いは捨てきれず、どうにかして勝てるデッキにしようと考えに考え、ついに一つの決断をしました。
”””フルアーマードメイン構築不採用”””
ついにエースカードをメイン構築から抜き、最終盤面にBFが立つことはほぼなくなりました。それでBFでいいのかと言われればかなり怪しいです。しかし、現在巷を騒がせている"鉄獣戦線"と手を組むことにより、今までよりも安定して強固な盤面を築けるようになったので、今回はその構築を紹介したいと思います。プライドやロマンを完全に捨て去り、勝ちに行くために考えたデッキになっています。過去のBFらしさを少しでも残そうとした構築案はこちらにありますので、よかったらこっちも見ていってください。
それでは、いってみましょう。
とりあえず初手はデッキレシピを晒す
毎度のごとくEDOPROのスクリーンショットです。
とりあえず文字起こししときます。
メインデッキ(42枚)
モンスター
原始生命態ニビル ×1
霞の谷の巨神鳥 ×1
鉄獣戦線フラクトール ×3
BFー残夜のクリス ×3
BFー黒槍のブラスト ×3
BFー精鋭のゼピュロス ×3
RRーシンギング・レイニアス
BFー疾風のゲイル ×3
霞の谷の雷鳥 ×1
灰流うらら ×3
鉄獣戦線ケラス ×1
鉄獣戦線キット ×1
増殖するG ×1
BFー大旆のヴァーユ ×1
鉄獣戦線ナーベル ×2
魔法
RUMーソウル・シェイブ・フォース ×1
金満で謙虚な壺 ×2
墓穴の指名者 ×2
抹殺の指名者 ×3
炎舞ー天キ ×3
黒い旋風 ×3
罠
無限泡影 ×1
エクストラデッキ(15枚)
BFー五月雨のソハヤ ×1
サイバードラゴン・インフィニティ ×1
ヴェルズ・ナイトメア ×1
RRーフォース・ストリクス ×1
双穹の騎士アストラム ×1
ヴァレルソード・ドラゴン ×1
鉄獣戦線ー凶鳥のシュライグ ×1
王神鳥シムルグ ×1
鉄獣戦線ー銀弾のルガル ×1
鉄獣戦線ー徒花のフェリジット ×1
水晶機巧-ハリファイバー ×1
RRーワイズ・ストリクス ×1
ユニオン・キャリアー ×1
I:P マスカレーナ ×1
リンクリボー ×1
サイドデッキ(15枚)
BFー毒風のシムーン ×3
BFー南風のアウステル ×1
BFー砂塵のハルマッタン ×1
増殖するG ×2
BFー突風のオロシ ×1
BFーフルアーマード・ウィング ×1
CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン ×1
ライトニング・ストーム ×2
ハーピィの羽根帚 ×1
禁じられた一滴 ×2
戦術・ゲームプラン
シングル、マッチどちらでも勝てるよう意識した構築にしています。メインデッキの構築はズバリ、「無限妨害を立てる」ことを意識したものになっています。「巨神鳥+雷鳥」による無限妨害コンボは、裁定変更の件も含めて話題になり、<鉄獣戦線>の登場によりさらに注目されるようになりました。出すのがめちゃくちゃ簡単になっちゃったんですね。<鉄獣戦線>の共通効果で<王神鳥シムルグ>を特殊召喚し、なんらかの形で<ユニオン・キャリアー>をリンク召喚すれば、無限妨害が成立します。<鉄獣戦線>の効果使用後は、獣・獣戦士・鳥獣族(以下、獣フレンズ)しかリンク素材にできなくなるため、この縛りが縛りとして機能しないテーマを用いるのが良いということになり、BFはこの獣フレンズであるため、どったんばったん大騒ぎができるわけです。マッチ戦の場合は<鉄獣戦線>をごっそり抜いて、まくり札+シムーンギミックを採用し、ワンキルを目指します。
しかし、無限妨害のやりやすさは別にBFに限った話ではなく、<LL鉄獣>のようなデッキもじわじわ流行しています。そこで、ここからは、BFでこれをやる意味について掘り下げていくことにします。
もう「BFじゃなくてもよくね?」なんて言わせない!
①妨害札の貫通性能
BFで無限妨害デッキを組むメリットとして最も大きいのは、「手札誘発の貫通力向上」にあります。ぶっちゃけていって仕舞えば、BFは<黒い旋風>と<BFー精鋭のゼピュロス>さえ握ってしまえば、<鉄獣戦線>の力など借りずとも、なんでもできるデッキです。両方が揃わなくても、なんとか展開すること自体はできるので、元々展開力が無いわけでは無いのです。無限妨害だろうが、結界像アストラムだろうが、なんだってできます。
しかし、最大の問題点として、「手札誘発1枚で詰む」という弱点があります。展開の種を全てBFに頼ってしまうと、手札にBFが1枚しかいないときの旋風への誘発、ワイズストリクスへの誘発等、打たれたらどうしようもないレベルの弱点が存在しています。これを乗り越えられさえすれば、割と動くことができ、最低限の盤面を作ることができます。(シムルグ+巨神鳥など)
この問題を解決するのが<鉄獣戦線>です。<鉄獣戦線>の効果を使えば、手札一枚から召喚権を使わずに、<王神鳥シムルグ>が特殊召喚できます。これは、<鉄獣戦線 キット>の登場が非常に大きいです。
こいつのおかげで、<鉄獣戦線 フラクトール>1枚から、墓地に獣フレンズを3枚ためつつ<鉄獣戦線 ケラス>を特殊召喚し、効果発動のコストに<鉄獣戦線>のみを使用することで<王神鳥シムルグ>が着地します。しかも、デッキのメインギミックとなるBFをコストで除外する必要がないため、テーマそのものの動きを阻害しなくなったという点が非常に大きいです。この動きは、フラクトールをサーチできる<炎舞ー天キ>と合わせ、6枚初動となっています。
あまりに完成された動きでかつ、警戒されるものなので、だいたい手札誘発はここに飛んできます。つまり、これ以降の動きが妨害されにくくなるということです。 展開例は後ほど紹介しますが、「旋風+ゼピュロス」で相手ターン2妨害、この組み合わせに<無限泡影>を打たれたケラスがあれば無限妨害の盤面を作ることができます。
以上のように、誘発を打ちたい場所を散らすことができるようになったため、安定した展開が望めます。
②ランク4エクシーズ、<水晶機巧-ハリファイバー>が活用可能である
レベル4闇属性鳥獣族であるため、<RR>のサポートも活用可能であり、より展開を伸ばしたりリカバリーがしやすくなります。無限妨害の弱点としては、同一チェーン上で<霞の谷の巨神鳥>の効果が使えないことを利用した突破がありますが、BFを用いた構築であれば、「無限妨害+<サイバードラゴン・インフィニティ>」を作ることができるため、より強固な妨害盤面を敷くことができます。インフィニティを作るには、<RRーワイズ・ストリクス>の効果を通す必要がありますが、<王神鳥シムルグ>を先に作っておけば、<無限泡影>や<エフェクト・ヴェーラー>をケアできるため、デッキからRUMを安全に持ってくることができます。
また、今回はどうしようもない時のケア札として<ヴェルズ・ナイトメア>を採用していますが、このほかにも汎用ランク4エクシーズを採用することにより、下振れ手札をケアしやすくなります。
また、自己SS効果もちチューナーである<BFー疾風のゲイル>を活用し、<水晶機巧-ハリファイバー>を出すことによる<王神鳥シムルグ>へのアクセス方法もあります。このように、様々なルートへとアクセスでき、かつ盤面も強力にできることから、BFを採用する価値があると言えます。
③強力なワンキル性能
主に後手での話ですが、ワンキル性能が非常に高いです。<BFー毒風のシムーン>を活用して展開すると、<ヴァレルソード・ドラゴン>や<BFーフルアーマード・ウィング>といったエース級のモンスターを簡単にだしつつワンキルできます。耐性付きアストラムなんかも、<鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ>で突破しつつ、ワンキルまで持っていけます。無限妨害を意識させつつ、デッキの中身をガラッと変えて一瞬でワンキルするという戦法をとれるのもとても魅力的ですし、仮にワンキルに失敗しても、フルアーマードがたっとけばなんとかなることもしばしばあります。
展開ルート紹介
とにかく以下のどれかをとることを目標にします。たくさん書くので短縮表記を使いますがご了承ください。
① <王神鳥シムルグ>+<鉄獣戦線 ケラス>成立後、<BFー精鋭のゼピュロス>+旋風orBF
ゼピュロスns、旋風でゲイルサーチor手札からもう一体のBFss
→BF2体でワイズストリクスss、効果でブラストリクルート
→ブラスト対象にゼピュロス効果でss、その後手札からブラストss
→ブラストゼピュロスでフォースss。フォースで何かしらをサーチ(何でも良い)
→サーチ効果に反応してワイズ効果でソウルシェイブセット。
→ワイズフォースでユニオンキャリアー。シムルグ対象に雷鳥装備
→ソウルシェイブ発動。インフィニティss
→エンドフェイズにシムルグ効果で巨神鳥リクルート
最終盤面
シムルグ+巨神鳥+インフィニティ+ユニオンキャリアー+雷鳥+ケラス
ケラスが余るのが美しくないので、ワイズフォースでフェリジット作っておいて、フェリジット+ケラスでユニオンキャリアー作るとなお良いです。
② ゼピュロス+旋風orBF
ゼピュロスns、旋風でゲイルサーチor手札からもう一体のBFss
→BF2体でワイズストリクスss、効果でブラストリクルート
→ブラスト対象にゼピュロス効果でss、その後手札からブラストss
→ブラストゼピュロスでフォースss。フォースで何かしらをサーチ(何でも良い)
→サーチ効果に反応してワイズ効果でソウルシェイブセット。
→ワイズフォースで王神鳥ss。
→ソウルシェイブ発動。インフィニティss。
→エンドフェイズにシムルグ効果で巨神鳥リクルート
最終盤面
シムルグ+巨神鳥+インフィニティ
無限妨害に1枚足りないパターン。初動フラクトールにうらら打たれたときなんかにはこちらを狙いましょう。2妨害あるので弱くはないです。
③ケラス効果が無効にされた後、ゼピュロス+旋風orBF
ゼピュロスns、旋風でゲイルサーチor手札からもう一体のBFss
→BF2体でワイズストリクスss、効果でブラストリクルート
→ブラスト対象にゼピュロス効果でss、その後手札からブラストss
→ブラストゼピュロスでフォースss。フォースでシンギングサーチ。
→サーチ効果に反応してワイズ効果でソウルシェイブセット。
→ワイズケラスで王神鳥ss。
→手札からシンギングss、フォースとシンギングでユニオンキャリアー。シムルグ対象に雷鳥装備。
→ソウルシェイブ発動。インフィニティss
→エンドフェイズにシムルグ効果で巨神鳥リクルート。
最終盤面
シムルグ+巨神鳥+インフィニティ+ユニオンキャリアー+雷鳥
余りなく美しい形になります。ちなみに、初手にゼピュ+BF+BFの場合、一番最初に3体並べておけば、最終形が同じ盤面になります。ケラスのとこをBFに置きかえるだけです。
デッキの回し方
展開例を見ていただければわかるように、ゼピュロスを握れていれば大抵のことができます。また、旋風を引いておけば展開を伸ばしやすいですし、天キやフラクトールで誘発を見ると言ったプレイングもできます。展開の自由度はそれなりにありますが、システムカードとして必要になるカードが複数種類あるという弱点もあります。
それを解決する札が、<金満で謙虚な壺>です。
こちらの記事でも書いていますが、特殊召喚できる擬似サーチが弱いはずがなく、初動で欲しい札が複数ある場合には特に有効に機能します。
とにかく相手の動きを見つつ、妨害が切れたと判断した時点で最善の盤面に向かって展開しましょう。展開自体はそれほど難しいことはしていないので、パターンを把握してしまえばプレミすることもないと思います。
手札が上振れてかつ妨害が飛んでこない場合、宇宙展開ができることがあります。その際にはよりリンク先を確保できるよう、シムルグを左側のEXモンスターゾーンに出し、ユニオンキャリアーをメイン中央に出すことでリンク先を確保しましょう。
まとめ
長くなりましたが、以上で紹介を終わります。メインの構築にエースが入っていないので、果たしてこれはBFデッキと呼べるのかというのが若干疑問ではありますが、BFのギミックと特性をうまく利用できる構築にはなったかなと思っております。少しでも面白そうだと思った方はぜひ組んで遊んでみてください!それはそうと、BF強化はいつになったらくるんですかねぇ...2019ストラクテーマ投票で選出されて1枚も新規がきてないテーマもだいぶ少なくなってきたんですがそれは...余り期待せず待つことにします。それでは、また次の記事で!
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